コーチの雑談

サッカーで地域と人を繋げたい

目先ばかり見ないこと

どうも

 

日曜日はU12のフットサルの大会でした。

結果は4位で県大会出場決めました。

おめでとうと言いたいんですが

あまりよろしくないことが起きました。

 

この日はアップだけ見て

試合は外から見るようにしてました。

 

午前中は4チーム総当たりのグループリーグ。

 

1試合目

試合前のアップがフワフワしていて言おうか迷ったけど

試合に入って感じてもらおうと思い無視。

 

案の定フワフワしたまま試合して負けました。

試合後に

やったことしか試合では出ないんだよ。

フワフワした雰囲気を直すのは試合する君ら。

俺が言えば簡単だけど、気づけるようにならないと

この先同じこと繰り返すよ。と

 

2試合目はうちの地域では強いチームと対戦

ここでもフワフワしていて負けたので何も言わず。

 

3試合目

やっと自分たちで試合するようになりました。

そういうことを教わってきていない子たちなので

じっくり見ていかなければ育たない。

もう6年生で遅いかもしれませんが

周りにそういう大人がいなかったので致し方ないかと。

 

1勝2敗でしたが、1位以外のチームが1勝2敗で並んでいて

得失点差で決勝トーナメントに出ました。

 

子どもらは3試合目終えて行けなかったなぁ

みたいな雰囲気でしたが行けることを知り

少しテンションアップ。

 

まずそこがおかしい。

自分たちで招いた事象なのに

少し自分たちに都合よくなったから気分良くする。

これはまた同じことを繰り返す。

子どもら1人もそのことに気づいていないので

スルーして午後を迎えることを決意。

 

決勝トーナメント1試合目

相手はフットサルに強いチーム。

サッカーの試合でも勝ったことがない。

どうなるのかなぁと思って見てたら

まるで別人のように頑張りだしました。

 

あーそういうことかと。

まぁ試合に勝って喜んでおりました。

子どもも親も他の指導者も。

なんせ1回勝てば県大会なので。

 

結果出せばすべてチャラにはならんよ。

 

で、その試合で出し切ったのか

準決勝ではあっさり負け。

さっきの試合で当たり前にやっていたことが出来ず。

 

3位決定戦も同じ感じの内容で1点差で負け。

 

試合後子どもたちは泣いていました。

大人の皆さまも「よくやった」と。

 

 

いやいやいや

 

よく考えてみましょう。

県大会に行けるってことを知った瞬間に

いつも以上に頑張りだしたんです。

 

たしかに悔しいかもしれないけれど

振り返ってほしい。

 

1試合目は?

その前のアップは?

2試合目は?

 

そこでやるべきことをやってない。

自分たちにとって都合が良くなったから頑張る。

 

その時だけ頑張って最後負けて悔しくて泣く。

 

 

それは悔し泣きじゃないよ。

 

悔し泣きっていうのは

「精一杯やるべきことを全力でやって

 自分なりに足掻いたけど結果的に

 及ばなかったときに出る涙」のことなんだよ。

 

その時だけ頑張って悔しがることじゃないんだよ。

今という瞬間を積み重ねないと本当の結果は出ないよ。

 

ということを伝えました。

 

 

ものすごいドライな人に見えるかもしれませんね。

 

でもこういうことを言わないで

目先の結果に喜んで、その時の頑張りだけ褒めてたら

いつまでたっても成長しないと思います。

 

ましてや今回の涙を美化してたら尚更です。

 

 

大人だからこそ伝えられることはあります。

それが何かっていうのを考えた上で

希望とか生き様を見せていくべきではないんでしょうか。

 

 

大人が決して勘違いしてはいけないんです。

 

 

そういう意味ではうちのチームは

僕がいたころと何も変わっていません。

途中で変えていこうとした人はいました。

そういう人の想いを無駄にしたくないし

これから卒業する子たちや、卒業していった子たちの

心に寄り添うクラブでありたいです。

 

応援されるチームより

応援していくチームでありたい。

 

 

そのためにも大人が勘違いしないように

いろんなものを投げかけていきたいです。

 

 

まず大人の前でミーティングしてやろう。