コーチの雑談

サッカーで地域と人を繋げたい

スポーツ少年団のあり方を見失わない

どうも

 

いま教えてる小学生のチームがスポ少なんですね。

で、昨日気になって「スポ少の意義」を調べました。

 

そしたらこんなものが

スポーツ少年団って何? - スポーツ少年団 - 日体協

 

日本体育協会が理念やらを掲げていました。

 

理念も載っていて

・一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する
・スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる
・スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する

 

と書かれていました。

 

こういうことを理解したうえで指導に当たらなければないんですよね。

実際はどうなんでしょう。

 

3~40分かけて会場に移動してきたのに

1試合も出れない子たち

出ても10分だけの子たち

 

こういう子をよく見かけます。

うちのチームも僕が来て間もない頃はそうでした

たとえ公式戦でも全員出す。

そこでしか得られない経験があるから。

 

そこで負けたとしてもチーム全員で悔しさを共有できる。

それが全員で戦うってことかと。

そう考えています。

 

すこし脱線しましたね。

僕の中で

・一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する

という言葉が引っかかっていて

試合に出れない子や外からあーしろこーしろと

言われている子がスポーツの歓びを感じれるんだろうか?

という疑問しかないんですよね。

 

子どもが勝ちたいって思ってるのは分かります。

その気持ちに「なぜ?」という言葉をかけてあげる。

そこからどうやってサッカーするのか考えさせる。

 

外からあーしろこーしろ言われてプレーして

それで掴んだ勝利に価値なんてないですからね。

 

大人が子供の熱量を上回りすぎない。

子どもをより良い未来へ導くための意思決定者として

決して子どもより前に出すぎないこと。

 

自分の子どもに勝ってほしい。

少しでも上手になってほしい。

分かります。

 

でも、なぜ子どもがそのスポーツを始めたのか。

そこを振り返って接していかなければいつまで経っても

上手にならないし勝てっこない。

 

点を取るのが楽しいから

パスを繋ぐのが楽しいから

相手の攻撃を止めるのが楽しいから

 

決してピッチの外に思い切りボールを

蹴るのが楽しくてサッカー始めたわけじゃない。

 

スポーツ少年団は地域と人を繋ぐ

その役割を十分に担っていて

僕ら指導者側の人間が忘れちゃいけないことだと思うんです。

 

ここまで書いたことはスポ少のみならず

中高そして街クラブすべてに当てはまると思うんです。

 

スポーツを決して勝ち負けだけのものにさせない

負けて燃え尽きることがない

高校だとどのスポーツでもありますよね。

負けて引退したらそのスポーツに触れなくなる。

 

それでいいわけない。

 

育成という現場に立つ

その面白さ、切なさ、やるせなさ

いろんな感情がありますが一つ一つと向き合って

スポ少のあり方をこれからも訴えていきたいなと

 

 

価値ある勝ちを提供できるように